はじめに
沼津高専でもCOVID-19の影響に伴う休校期間が続いていましたが、来週より登校ではなく、オンラインによる授業を開始することになりました。我々教員はオンライン授業の準備に日々追われているわけですが、色々なサイトやコミュニティを拝見させていただく中で
- オンデマンドスタイル
- 音声込みスライドを用意し学生が自らスライド再生
- 音声込みスライドを動画に変換し学生が自ら動画再生
- 自学自習スタイル
- 課題を配布
- 教科書をベースに自学自習
- オンライン対話スタイル
- ZoomやTeams、Google meetなどの画面共有機能を使ってスライドを見せながら授業
- 教員側がマイクオンにして話す / カメラは適宜
- 質問は随時チャットにて
- 学生側は通常マイクオフ(通信容量・ハウリング対策)
- ZoomやTeams、Google meetなどの画面共有機能を使ってスライドを見せながら授業
など色々な形を現在も模索しています。
ここで一つ良さそうな形を構築できたので備忘録として書き残します。
Sidecar + IPad Pro + Apple Pencil + Powerpoint with Teams
授業環境
- 画面1:Teamsにてチャット画面表示/学生対応
- (今回は)iMac (Retina 5K, 27-inch, 2017)
- macOS Catalina
- (今回は)iMac (Retina 5K, 27-inch, 2017)
- 画面2:演習用ノート(GoodNotes 5) + 授業資料スライド表示
- (今回は)LG UltraFine 5K Display
- 画面3:画面2をSidecarでミラーリングして(ここ重要)演習用ノートに書き込む
- (今回は)iPad Pro(11インチ)
Sidecarでサブディスプレイ化したiPad Proの画面にGoodNotes 5とスライドを並べるとどうしても画面が小さくなります。
今回の場合、GoodNotes 5への書き込みを優先するため、右側のスライドが小さくなります。
スクショ(500kB)
LG UltraFine 5K Displayの画面をiPad Proにミラーリングして同様のことをすると広くなりました
スクショ(3MB)
ただし、この画面をTeams等の画面共有をすると当然サイズが大きいので通信容量としては大きくなります。
実際にTeams上で学生に見える画面を撮影してもらいました。
これなら
- 演習問題等、直接書いて伝えた方が良い場合にも伝えやすい
- スライドも表示しているのでスライドで伝えることと板書で伝えることを分けられる
- 右下に教員の顔も映る
といい感じになりました。
apple pencilで板書する文字もほとんどタイムラグなく確認できたようです。
TeamsにPCとiPad Proの両方から参加し、iPad Pro上でapple pencilを使う方が当然ラグも少なく、板書するこちらとしても嬉しいのですが、
この場合、画面共有はスライド or ノートとどちらか一方になってしまうので諦めました。
(iPad Pro上にGoodnotes 5とパワポを同時表示させると上で述べたように解像度の関係で厳しい)
以上メモです。
同じような環境で試行錯誤されている方の参考になれば幸いです。
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